■ Rビザ(宗教家ビザ)

Rビザは牧師など宗教関係の専門職に発行される非移民ビザです。過去2年間に合法的な宗教団体で専門職として活動していたことを示す必要があります。付帯ビザはR−2ビザですが、アメリカで就労することはできません。

●移民局への申請書類

1.I-129(非移民労働者請願用紙)
2.Q/Rサプリメント(Qビザ、Rビザ用補足用紙)
3.カバーレター※
4.サポートレター※
5.サポートドキュメント※
6.手数料185ドル(ただし、頻繁に最近値上げがあるので、必ず申請の直前にチェックをすること)

※3.カバーレター
弁護士事務所又は雇用主である宗教団体のレターヘッドに印刷します。申請書類の概略と提出書類の一覧を明記します。

※4.サポートレター
申請者・宗教団体の履歴、申請者が宗教団体にておこなう宗教的業務内容の説明、そして申請者が宗教団体にてその業務にふさわしい人物であることを示します。

※5.サポートドキュメント
申請者の宗教的な地位を示す書類、過去2年間該当宗教団体で専門職員だったことの証明、アメリカ国内で非営利団体であることを宗教団体が証明する書類(米国連邦国税庁からの非課税証書)

●大使館または領事館への申請書類

1.DS-156(スタンダード非移民ビザ申請用紙)※
2.I-797( ビザ承認証(Approval Notice))※
3.カバーレター
4.移民局に提出した申請書類一式のコピー
5.返信用A4サイズ封筒(切手240円つき) ※
6.パスポート( 現在有効のものを含め、過去10年分 )
7.写真(5cm×5cm)(2,3葉多めに写真を用意しておくといざというときに便利)
8.申請費用振込済み領収証(DS-156に添付)
9.DS-157(非移民ビザ補足申請書)※
10.クリアーホルダー

※1.DS-156
現在はオンライン申請のみ可です。http://japan.usembassy.gov/visa-forms/ds-156j.htmで入力後、申請書を印刷します。 申請費用は100ドルですが、http://usembassy.state.gov/tokyo/wwwhvisa-7133.html で日本円の換算金額を調べ、東京三菱銀行のATMで振込み、振込領収書をDS-156の3ページ目の余白にテープかのりで貼り付けます。インターネットバンキングでの振込は認められていません。

※2.I-797(ビザ承認証(Approval Notice))
オリジナルである必要があります。よって申請者が日本にいる場合は、雇用主にしかこのI-797(ビザ承認証=Approval Notice)は送られてこないので、転送してもらう必要があります。

※5.返信用A4サイズ封筒(切手240円つき)
返送の期間を短縮するために「速達」のはんこをつけ、速達分の切手を加えて添付するとよい。

※9.DS-157(非移民ビザ補足申請書)
16歳以上の申請者は全員提出の必要があります。

●面接

2004年7月1日以降、一部を除いてほとんどのビザ申請に、東京の在日米国大使館あるいは大阪の米国総領事館における面接が義務付けられることになりました。面接予約は3ヶ月前からウェブでできます。
http://japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-nivinterviewprep.html



本稿は2004年11月現在の情報です。その後のアップデートについては現役移民弁護士ブログ・法律ノート等を合わせてご覧ください。また、本稿は弁護士によって執筆されていますが、一般的な情報を開示しているだけであり、個々の事例や質問に対してアドバイスをしているわけではありません。

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